
とても大切な調整
今回は、明るさの調整について書かせていただきます。
これって、デジタルカメラになってから、かなりいい加減にとらえている方が多いですね。
扱いが雑なんです。
ほんまに、雑なん(笑)
ポジフィルムの時代は、ほんの少しの調整が命取りでした。
ま~命の話ほど重くはありせんけど、それほど、真剣だったんですね。
デジタルは後処理で、明るくしたり暗くしたり出来るから、それで良いような風潮がありますが、
画質が後調整で落ちることは気にされていないようですね。
僕がが職人肌だから、厳しく思っているだけかもしれませんが・・・(笑)
実は、明るさって、”色”の変化や、
後で全体を調整する時に、適当に撮ると限界が早く来ちゃんです。
それから、画面に滑らかさが無くなてきます。
一眼レフカメラで撮っているのに、スマート・フォン並みの画質って悲しくないですか???
ほんま悲しいわ~~
え~~映像がガサガサになってしもうた~(泣)って!
単調な画像ほど、シビアに調整♪
それから、単一の色で、滑らかなトーンのもとか、その微妙な色の違いを表現したりするのは、
撮った時の明るさの調整が鍵になってきます。
赤いバラの花びらとか、青空とか、単一の色の中にグラデーションがあるんですよ♪
こういうトマトみたいに、赤色に思えるのも、ちゃんとグラデーションが写ってなかったら、
球体に感じるように写らないんです。これって、明るさの調整とか光の当て方とかいろいろな要素が必要なんです。
このバラの花弁だって、データが飛んでいたら、こんな風に写りません。
擬似的に、赤を潰してみたのがこの画像▼
これが、明るさの調整が間違った画像に近い状態です。
明るさの明暗差が激しい場合も要注意♪
それから、画面の中で、一番暗いところから一番明るいところまでの範囲が、
飛び抜けちゃったら、どちらかを捨てないと写りきれません。
例えば上記の写真!太陽の部分が白く飛んでいます。
それと、人物は真っ黒です。
きれいな写真ですが、データーの上では、写っていない部分が多いですね♪
そいう場合は、本当に、明るさの調整ってシビアなんです。
明るさとピントは、本当に手を抜く人が多いです♪
そういう僕も失敗する(笑)
何ででしょうか?
それは、オート機能のお陰です。
カメラがやってくれるから、頼っているんです。
とても便利なんですけどね(笑)
でも、チェックは怠ってはいけません。
ピントは、液晶画面で、拡大して表示すれば確認出来ます。
明るさは、どうやって確認&調整するのでしょうか?
機種によってですが、「白トビ」「黒つぶれ」の警告表示をしてくれる設定がりますから、ONにしておきましょう♪
ただ、神経質に気にしても仕方ありません。
金属の光ったところなどは、いくら暗く撮っても白トビしたままの場合もありますからね♪
そういう時は、画面全体の雰囲気を優先して明るさを決めたほうがイイです。
それで、確認方法ですが、ヒストグラムというのがあります。
これを表示させてください。
カメラの機種によってこのヒストグラムを出す方法は違いますが、
スマート・フォンだと、撮影している時に、映す画像と一緒に表示されるアプリもありますね♪
それから、調整の方法ですが、プログラム設定でも構いません。
絞り優先AEとかでも大丈夫です。
”露出補正”という機能を使います。
+プラスにすれば、明るく調整されます。
-マイナスにすれば、暗く調整されます。
+-ゼロが、基準値です。
そして、1つのパターンを撮ったら、基準値に戻すようにクセを付けて下さい。
調整方法は、カメラによって違いますから、取扱説明書を読んでくださいね。
”露出補正”という項目をさがしてください。
ヒストグラムによる、画像のあれこれ
さて、こちらからは、画像を分析します。
ヒストグラムを使って・・・・
最初に、平均的な絵柄で、トーンの滑らかな画像です。
グフフはこちら→
中央部が盛り上がっています。
左端が暗いデータ容量、右端が明るいデータ容量、真ん中が中間の明るさのデータ容量です。
※こういう写真は、オートで撮影しても、明るさがちょうどよく撮れることが多いです。
どうやら、明るい方にデータが盛り上がっているようですね・・・
爽やか系のデーターです。
※こういう写真は、オートで撮ると、グレーっぽくなる(暗めに写る)確率が高いです。
明るく補正して撮って下さい。
どうやら暗い方にデータが偏っています。
これは、夕暮れ時の写真のイメージを象徴していますね。
※こういう写真は、オートで撮ると、炎が白く飛んでしまう場合が多く、全体も明る写ることが多いです。
マイナス補正して暗くして撮ってあげて下さい。その方が雰囲気が出ます。
この2つのグラフを当てて下さい。
背景が暗いのと明るいのとで、データの質を見分けることが出来ます。
答えは、背景が暗いほうが、グラフの左側のデータが盛り上がっているやつです。
逆は、背景が明るい写真は、グラフの右側のデータが盛り上がっています。
どうですか?
上級に進むほど、重々に気にしていただきたい部分です。
中級から意識してくださいね。
初級の方は、明る過ぎに撮ったか、暗過ぎに撮ったか、気を付けて下さい。
簡単に写真のコツがつかめる方法があります。
悩む時間はもったいないですから、お気軽にお問い合わせください。
実は、とっても簡単な答でした~となることもあります。簡単という意識が増えると、どんどん楽しい写真ライフに繋がることでしょう。
初心者の方も大歓迎です!というよりは、初心者の方に講座を受けていただけると、とっても嬉しいです。
さらにステップアップしたいという方は、一度、今まで撮ってみた写真を見せてくださっても結構ですから、慌てず次に進みましょう。
講師自身が、写真にのめり込んだ時は、とても下手でした。友達にカメラの使い方を教えてもらっていました。
とにかく、フィルムを買うお金が無い状態からのスタートでしたので、一枚一枚丁寧に撮影をして、仕上がりをよく観て、写真を選ぶことに手を抜かず、撮ってはテクニックを勉強することの繰り返しをしてきました。
今まで地道にやってきたこと、失敗から学んだことなど、リアルの写真教室で培ってきたノウハウを使います。
プライベートレッスンから、複数での講座までさまざまに対応いたしますから、人と比べながらとか、その他大勢に合わせて教わるということも避けることが出来ます。
とは言いつつ、プライベートレッスンが一番お得だと思います。理由は受けると分かります♪
シャッターを切った時の爽快感を感じられるようにお手伝いさせてください。
さわらぎよしお
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